手汗で困ることのひとつに「指輪選び」があります。
手汗をかかない人からすると「そんなの大変なの?」と思われそうですが。
普段使いのファッションリングなら、まだそんなに悩むこともありませんが、これが婚約指輪や結婚指輪といった一生に一度(である場合が多い…のかな、苦笑)のものだと、選ぶのにも慎重になってしまいます。
手汗は指輪選びに影響するの?
結論から言いますと、素材によっては変色してしまうこともあるので、手汗は指輪選びに影響します。
汗もそうですが、指輪を付けたまま温泉に入ったら変色してしまった、などもよく聞く話。
大切な指輪だとしたらショックも大きいですよね。
このようなことがないように、ここでは汗に強い指輪の素材や選ぶときのポイントなどを解説していきますので、あなたの指輪選びの参考にしてください。
指輪選びのポイント
ポイントとしては
- 素材
- サイズ
- デザイン
- 重さ
- アレルギー
このあたりを押さえておけば問題ありません。当ブログでは手汗のブログですから、そこを重点的に素材を紹介しようと思います。
プラチナ
上品な質感と深みのある輝きはゴールドとならんで人気の素材です。結婚指輪として選ばれることも多いですね。
まじりっけなしのプラチナは汗や酸、化粧品などにも強いので手汗で悩んでいる人にもおすすめできる素材なのですが、プラチナを指輪として加工する場合、硬さに不安があるため強度のある素材を混ぜることがほとんど。
そのほとんどがパラジウムという金属。この素材は金属アレルギーを起こすことが多いので注意が必要です。パラジウム以外の素材ではルテニウムを混ぜて加工するものがあり、こちらは金属アレルギーが出にくいとされています。購入の際はぜひ確認してください。
ゴールド
世界的に見てももっとも人気のある素材のひとつ。24K(純金)、18K(金の割合が75%)といった具合に純度によって表記が変わります。強度はあまり強くないので、指輪にする場合は一般的に銀や銅などの異なる素材を合わせて強度を補っています。
純金の場合は問題ないのですが、銀や銅などを混ぜたものは強度が増す代わりに手汗や酸に反応してしまう場合があります。たとえば、そのかわいらしい色合いから、若い女性に人気のピンクゴールド。これは素材が金+銅+etcなので手汗が多い場合は色味が変わってしまう恐れがあります。
シルバー
プラチナや金と比べて低価格。加工もしやすいのでファッションリングとして若い人に人気。
ですが、これも手汗や酸に弱く変色しやすいのでお手入れがちょっと大変。定期的なメンテナンスのことなどを考えると大事な指輪には敬遠した方がいいかもしれませんね。
パラジウム
希少性があり、白い輝きはプラチナにも劣りません。重さもプラチナの約半分で価格もリーズナブルでサビにも強いので手汗が多い人でも安心、といった万能選手のようですが、金属アレルギーが起こりやすいのが難点。
ジルコニウム
鮮やかな発色が魅力的。強度と耐久性にすぐれていて、医療器具やインプラントなどに使われているくらい安全な素材。金属アレルギーも起こりにくく、手汗や温泉、ハンドクリームなども大丈夫。普段生活している中で、はずさなければならないというシーンがない、といってもいいくらい使い勝手の良い素材。
チタン
重さはプラチナの4分の1ほど。それでいてプラチナよりも硬度が高く、軽くて傷つきにくいので機能性は抜群。こちらもジルコニウム同様、医療器具や人口骨などにも使われていてとても安全な素材で、変色や変質に強いので手汗を多くても心配ありません。
ただ、プラチナなどと比べるとやや暗めな色合いなので、きらびやかな輝きを求める人には不向き。また、とても硬い素材のため、サイズ直しが難しいので購入の際はリングゲージを使ってみて、つけ心地を確かめる必要があります。
まとめと感想
あーさんの結婚指輪はパラジウムが混じっているプラチナです。私自身、金属アレルギーがないので常に着けていますし、おかげさまで指輪に関しては手汗で困ったということはありません。
ご紹介した中で手汗に弱いのはシルバーで、そのほかはほとんど問題ありません。おすすめはジルコニウムとチタン。
いろいろな素材を混ぜて作っているものに関しては「なにとなにで加工されているのか?」が重要ですから、購入の際は店員さんに必ず確認してくださいね。